デザイン担当より
プロジェクト日記
パソコンケースの星座のデザインを担当しました。
デザインを依頼されてから完成までに至る経緯をお話したいと思います。
初めてパソコンケースのデザインの話をお聞きした時、どのようなものにするか明確なイメージが湧きませんでした。
パソコンケースでしかも宝石をデコレーションしたデザインというのは、いままで経験がなかったものですがら、
なかなか着手できませんでした。
デザインを詰めようにも、どう具現化していったら良いか漠然としておりとまどいました。
また、具体的な納期が決められていなかったので、自然と他の直近のタスクに時間を割かれてほとんど手付かず状態でした。
なんとかしないといけないと思いつつ時間がずるずると過ぎてしまいました。
その後、占星術の十二星座を使った具体的なコンセプトを企画担当者から直接聞けてはじめて、やっと重い腰を上げることができました。
装飾としては、星座の星に大きめのダイヤモンド、星座絵のラインに沿って小さなダイヤモンドを敷き詰め、
星座のマーク(サイン)にも同様に、ラインに沿ってダイヤモンドを敷き詰めることは決まっていました。
企画担当者の用意したイミテーションのダイヤを手に取りながら、話を進めました。
ですので、私のデザイン担当個所は、星座絵が中心でした。
後で天の川を模した線も加えることになったので、それも含みます。

とりあえずラフスケッチを描いてみることになりました。
まず、占星術のデザインを日本・海外のも含めて調査しました。
占星術関係のデザインは、数えきれないほどのものがあり、自由なタッチのものが多いです。
今回は、昔から存在する星座絵のデザインを踏襲しつつも、オリジナルの線を創出するというのが要件でした。
更に、できるだけリアルな線でという要望があったため、実際の動物や人の写真などを参考にしました。
自分の考えとしては、できるだけシンプルで、見てわかりやすい絵にしたほうが良いと思っていました。
そのため、人の顔など横顔にしています。
具体的な期限が設けられていなかったので、スケジューリングがしにくかったので、
マネージャーにお願いして、最終期限を設定していただきました。
十二星座のラフスケッチを1つずつ納品していきました。

なんとかすべての星座のラフスケッチを仕上げました。
企画担当者と直に話し合って、最終的な線を決めていきます。
線を1本増やしたり減らしたりして、現在のようなものになりました。
どちらかというと私がデザインしたものより線が増えています。
星座デザインを完成させ、墨入れした後、1つずつスキャナー撮りします。
デザインソフトを使って、パソコン上でスキャナー画像をレイアウトしました。

どうにか納品してOKいただき、ほっと一安心した矢先、
企画担当者から星座デザインの線の長さを測って欲しい、という難題を投げかけられました。
なんでも、線に沿ってダイヤを埋め込むので、線の長さからダイヤの数と価格を見積もりたい、とのことでした。
だいたいで良いからと言われたのですが、デザインの線に定規をあてながら計測するわけにもいかず、
知恵を絞って考えました。
思いついた方法が画面上に星座デザインを実寸と同じ縮尺で表示し、線に沿ってマウスを動かし、
マウスの軌跡を計測する、というものです。
これは簡単ではありません。
線が一筆描きになっていれば容易ですが、実際のデザイン線は至る所で分断、分岐しているため、
星座デザインを細かい部分ごとに測ります。
線の長さを足し合わせた合計が、求められた数値ということになります。
長い時間と集中力をかけて、線の長さを測ることに成功しました。
その時の星座デザインのメモ書きを参考までに公開します。
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